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安東市北部の泥川洞に位置する太華山麓のチェビウォンと呼ばれる地にある仏像で「チェビウォン弥勒」とも呼ばれています。燕尾寺の旧跡にある石仏像で、阿弥陀仏と推定されています。頭部はほぼ破損されているものの自然岩壁に仏身を刻んだ巨体の仏像です。頭部のみ別途に製作し載せた構造ですが、顔部は完全に磨崖仏となっています。微笑を浮かべた豊満な表情は横に長い目と高くそびえる鼻、赤く彩られた厚い唇と共に胸を打つ荘厳な印象を与えます。顔の輪郭や細部の彫刻様式より11世紀頃に製作された仏像と推定されています。